空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

赤ちゃんってすごいな

さて、今回の出張で一番心配だったちゅんちゅん(愛息)はと言うと・・・。

今年のお正月に産んでから6時間以上離れたことがなかったので、どうなるかな〜と思っていた。出発直前は、私の方がめそめそしていたとさえ思う。それでも、3泊4日の日程で預かってもらう実家では家族総動員で蝶よ花よとちゅんちゅんを可愛がってくれることがわかっていたので、時間が経てばちゅんちゅんも慣れてくれるだろうと楽観はしていた。ただ、その分再会した時の私への反応はどうなるだろうということが、また新たな心配の種だった。

まず、帰宅してリビングのドアから顔を覗かせた私を見て、歩行器に入ったまま離乳食を口に入れてもらっていたちゅんちゅんは一瞬眼を丸くした。そして泣いた。次に、泣きながら手を伸ばして抱きついて来た。よしよしと私がほっぺにチュウをすると、何度も何度も私の顔にかぶりついた。「ママが帰ってくるまで我慢していたんだもんな」と父。思わず目頭が熱くなる。かくして、感動の再会は果たされたのだった。

ところが、当のちゅんちゅんは半信半疑の気持ちを拭えないようで、私たちと合流してからしばらくの間いつもより笑顔が少なかった。話しかけても無関心を装っているようだったり、そうかと思えば泣きそうな顔でこっちを見ている。これは、あきらかに離れる前とは違う表情の数々。

ここ1週間ほどであちこち動けるようになったので、隙あらば逃げていこうとするのだけれど、抱きあげると抵抗するのは泣き顔と泣き声だけで、体は大人しく胸にうずくまってくる。よほどおっぱいが恋しかったらしく、確かめるように何度も何度も吸いついていた。本当にかわいそうなことをしてしまったなあと胸が痛くなるのと同時に、わずか生後7ヶ月の赤ちゃんにも、こんなに感情の機微があるのだと感心させられた。