空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

子連れライブ?

 「お子さんを連れていらしても大丈夫ですよ」とのお言葉に甘えて、先日、児童会館での野花南コンサートにちゅんちゅんを連れて行ってきました。 たくさんの子供たちがわいわい遊んでいる光景に尻込みするちゅんちゅんを見て、初めはどうなることかと不安でしたが、リハの最中はベテランのスタッフさんに遊んでもらってご満悦の様子だったので、ひと安心。そして、いざ本番に突入。・・・と、読み聞かせが終わって気がつけば、読み聞かせの前半、一番声を出していたちゅんちゅんがどこにもいません。「もしうるさくするようでしたら別の部屋へやって下さい・・・」と頼んでおいたので、もしかしてそのとおりになったかなあと思っていたら、案の定、スタッフさんから耳打ちが。「お母さん、お子さんが泣きやまないんですが、もし今席を外せるようでしたら来ていただいてもよろしいですか?」慌てて案内される方へ行くと、そこにはひきつけを起こさんばかりに真っ赤な顔で号泣しているちゅんちゅんが・・・。抱き上げると、ぴたりと泣きやみました。その後はもう、自分から離せる状態ではないと判断し、迷いながらも一緒にステージへ。不幸中の幸い(?)、残す演目は、チャフチャスやスプーンズを鳴らすリズミカルで賑やかな曲ばかり。すっかり落ち着きを取り戻したちゅんちゅんはというと、ちゃっかり別のスプーンズを取り出して一緒に鳴らし始め・・・。「あ〜、やっぱりまだライブに同行させるのは無理だったか・・・--;」と、関係者の方々に何度も頭を下げ、反省しながら帰途についたのでした。

 この日のコンサートのことを思い返す度「申し訳なかったな〜」と思っていたところ、後日、窓口になってくださった方から温かいお手紙をいただきました。子育て支援関係の方も多かったらしく、「子供さんが楽しそうに演奏に参加する場面があったおかげで、かえって会場の雰囲気も和み楽しかったですよ」と言って下さる方々もいらっしゃったとか。それより、子供たちの心に残るコンサートをしていただいて、本当にありがとうございました、と。手紙を読み終え、ほんの少し胸をなで下ろして我が子を見つめた夜でした。