空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

もっとゆっくりでいいのに。

 最近、ちゅんちゅんはものすごく力が強くなり、パソコンの仕事をしながら適当に話し相手なんかしていると、不意に近づいてきて両手でぐいぐいと私の顔を引き寄せ、「ママとあそびたいんだから〜!」と主張する(可愛くて思わず吹き出し、抱きしめる)。そして、寝る前の読み聞かせにいたっては立場が逆転した。つまり、ちゅんちゅんが読み聞かせをしてくれるようになったのである。実は、これは、たまたま私が疲れてベットに倒れこんだ日、「えほん〜」とちゅんちゅんにせがまれ、「ごめん、ちゅんちゅん。ママ、今日はもうだめ。たまにはちゅんちゅんがママに読んで聞かせてくれてもいいよ〜」などと言ったことがきっかけだった。その時は確か「モチモチの木」を読んでくれて、これがまたけっこう上手だったので(登場人物のセリフの言い回しや、わざと妙な読み方をして笑わせるところとか、全部私のコピーしているのが可笑しかった)褒めてあげたら気をよくしたらしく、それ以来毎晩毎晩自分で読みたがるようになったのだ。昨夜も昨夜とて、「ままとぱぱは、ちゅんちゅんが[こんとあき]をよんで、ねるの!」と張り切り、「いっしょにねんねこだよ〜」と誘っていたのだが、「すぐ行くから先に寝てて」と言ったパパを待ちくたびれ、枕元に絵本を用意したまますやすや寝入ってしまった。

 こんなちゅんちゅんも、あと2ヶ月ちょっとで3歳になります。ああなんだか、すごく、あっと言う間。もっともっと、ゆっくりでもいいのに。