空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

ビューティフルスター

 ツアー最終日の昨日は、松山にて行なわれた河井英里さんの追悼企画ライブに参加しました。英里さんが亡くなったのは、ちゅんちゅんが1月に生まれた年の夏。丸4年が過ぎたことになります。

 河井英里さんは、愛らしくのびやかな歌声を持つ素晴らしいミュージシャンでした。

 彼女と初めて会ったのは、10年くらい前、嵯峨くんの仕事に同行して佐渡へ行った時のことです。話のはずみで同い年だということがわかり、ひと盛り上がりした記憶があります。

 英里さんのことを思い出す時、思わず笑みがこぼれます。茶目っ気たっぷりで、美味しいものを食べるのが大好きだった英里さん。

 昨日のライブでは、嵯峨くんのコーナーで一曲だけギター伴奏をさせてもらいました。私はギタリストではないので、何人もギターのプロが参加しているイベントでギターを弾くのは内心びくびくだったのですが、今回の追悼企画にちょっとでも混ざりたくて…。

 案の定、演奏の途中緊張で指が震え出しそうになりました。が、ふと英里さんのことが頭をよぎりなんとか気を取り直しました。英里さんはもっともっと音楽をやりたかっただろう。今こうして生きていてありがたくも演奏の機会を与えられている自分がこんな情けない体たらくじゃ…英里さんに申し訳ない〜、と。

 客席に戻って他の方々の演奏を聴きながら、しばしどっぷり英里さんの思い出にひたった夜でした。