空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

パンダカー、現る

 6月最後の本日、嵯峨くんを苫小牧のフェリーターミナルへ迎えに行く途中、運転免許所持人生20年、初めて違反切符を切られた。名目は「信号無視」。点滅している赤信号で一時停止しなかったから、とのこと。しかも、左折の道を一本間違えて「Uターンしなければ・・・」と焦っていた矢先。草むらから喜び勇んで飛び出して来たパンダカーにビックリマーク!

「なんでしょうか」

「赤信号の点滅、見落としました?」

「ちゃんと止まりましたけど」

「ああ、ブレーキかけたのは見えましたけど、私たちの見解では、あれは『止まった』とは言えません」

「ちゃんと左右も確認しました」

「短か過ぎます」

(・・・さて、どうしたもんだろう。<赤信号の点滅は、一旦止まって左右を見る、安全を確認できたら発進>点滅する赤信号を見ながら、頭の中でそこまでちゃんと考えたことは覚えている。だけど、「見解の相違」・・・という点では、パンダカーという密室の中、多数決で勝てるわけがない)

 時計を見たら、待ち合わせの時間を過ぎている。違和感と不快感を堪え、「今、人を迎えに行く途中なので早くして下さい!」と言うのがやっとだった。

「私たちの見解では」という言葉に・・・なんだか・・・なんていうか、虚構の国家権力の片鱗を見た気がする。大きな反則をしている権力者たちが見過ごされて小さな抗議をする一国民は無視される。

 んあ〜〜〜〜〜〜〜それにしても。何度思い返しても、「私の見解では」問題なかったのに〜。最近のほほんと暮らしていたからな。厄落としだと思って、明日さっさと罰金を振り込んで来ようっとTT