空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

サンドアートパフォーマンス、始めました♪

 ずいぶん前にTVで見て、「うわ〜」と感動したアートがあります。今回この記事を書くにあたってちょっと調べてみたのですが、それは2011年の秋に放送された「世界まる見え!TV特捜部」という番組で紹介されたものだった…のかもしれません。とにかく、ずっと心の片隅に残っていて忘れられなかったのです。そのアートがなんという名称なのかも知らないまま。

 それが、一年の期限で東京に滞在していた昨年の春先のこと、PCで何かを検索している最中にそのアートの実演動画が引っかかってきたのです。どうやら、私の興味をかきたてたのは、サンドアート(砂を素材として表現を行なう芸術)の一種で、「サンドアートパフォーマンス」という分野でした。いわゆる「砂アニメ」というやつです。不透明シートを貼ったガラス面に下から光を当て、砂を撒いて描いた絵を流動的に展開させながら物語を表現していくというものです。

 「そうだ、東京ならWSをやってる人がいるかもしれない!」と思い立ち、さっそくkisatoさんというパフォーマーのサイトも見つけました。メールでアポを取りわくわくしながら出かけ、念願のWS!砂に触らせてもらい、砂の握り方、置き方を教えてもらいました。そして最後に、目の前で「竹取物語」を題材にしたパフォーマンスを実演していただき…、とっても感激しました。

 あれから早一年。札幌に戻ってからそのうち取りかかろうと思っていたものの、雑事に時間を取られてなかなか取りかかれずにいたのですが…。そんな時、予想外のチャンスが浮上しました。コロナ禍の中、北海道文化財団が地元アーティストのパフォーマンス動画を公募するという情報が流れて来たのです。これはいい機会になるかも(というか、締切のあるこういう機会を利用しないと、たぶん取りかかるのは無理;)と思い、急遽嵯峨くんに、サンドアートと馬頭琴と朗読で、野花南の持ちネタである「スフと白馬」をやってみようと持ちかけました。

 公募の締め切りの6/1までは、残すところあと2週間(おいおい(*。*;))。砂とガラスはもう用意してあったので、大急ぎで台本を書いて絵コンテを描いて、実際に練習開始です。…う〜ん、やはり楽しいぞ、サンドアート。とは言え、砂絵に関しては嵯峨くんからの厳しいコメント(Σ(・∀・;)にボコボコにされながら、直し直し練っていきました…。嵯峨くん曰く、「絵の素人である僕の意見は、貴重だよ」。なるほど。

 ところが、ようやく動画の最初の編集にこぎつけ、あらかじめ録音していたナレーションをかぶせた時のことです。意外な問題にぶち当たりました。砂アニメとナレーション、目からの情報と耳からの情報、ほんのわずかでも整合性がズレると鑑賞している脳が混乱してしまうのです。これはかなり気持ち悪いものです。砂アニメの進行にナレーションを当てていくのも、情報の交錯具合がどうにももどかしい…。

 ということで、今回は、砂アニメと馬頭琴とテロップのみで制作することにしました。そのためテロップ自体も、必要最低限のテキストに絞り込んであります。うーん、またいろいろ学ばせてもらいましたよ。それだけでも新しいことに挑戦した意義はありますね(前向き(・∀・)♥)。

 そんなこんなで、「今からサンドアートパフォーマンスをやるのだ〜」と決めてから怒涛の3週間足らず(一回砂絵を書き直して提出作品を差し替えてもらったので…;)。とりあえず、このような形でなんとか無事完成しました〜♪7分弱の作品です。ご覧いただければ幸いです。

 それにしても、音楽と物語のタイミングを合わせる嵯峨くんのこだわりには、いつもながら脱帽です(^o^;)。今回は、砂アニメを見ながら一発でフル演奏をつけてくれました。

※動画サイト

https://www.youtube.com/watch?v=WhTnIH6LuHE&t=66s

★リニューアルサイト

https://youtu.be/Bf6BfQYHJms