空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

ちゅんちゅんの声変わり

昨年の夏くらいに、「あれ?ちゅんちゅん風邪かな?]と思っていたら、声変わりだった。

だって、一回もとの可愛い声に戻ってたし。声変わりってそんな感じなの?と、正直焦った。そもそも、「声変わりは中学生になってから」と勝手に思い込んでいたので、私の方にまだ心構えができていなかったのだ(いや、今年の春に声変わりしても、やっぱりびっくりしただろうけど。何しろ子育て中の初体験;)

先日、嵯峨くんがちゅんちゅんの赤ちゃんの時の写真を見て、「赤ちゃんて存在そのものがファンタジーだよね。この頃の駿ちゃんに、サヨナラを言い忘れた気がする」と言ってたけど、心から同感する。抱っこするだけで宇宙を手に入れたような気分になる存在の、小ささも温もりも写真を見ればすぐ思い出せるのに、…本当に、子供ってあっという間に大きくなるんだなあ。手が離せない時は、いつになったら温かいご飯が食べられるんだろう〜、なんて思ったこともあったけど。

赤ちゃんの時の写真を眺めて愛でていると、「ぼく、成長しないほうがよかった?」と、低い声でちゅんちゅんが訊くので、「そんなことあるわけないでしょ〜」と答える。

年明けから始まった新型コロナ騒動のため、3月下旬から6月末まで日本棋院の院生研修が休みになったこともあり、院生をやめて札幌に戻って来たちゅんちゅんは、来年明けまでまだ12歳。

そうか、うちの息子はまだ12歳だったのか…。どうりで叱られると、シュンとするはずだ(身長はとっくに私を超えて170cmくらいなのだが;)。

声変わりはしても心変わりはなく、相変わらず囲碁に夢中である。

どんどん騒がしくなっていく世界のいろんな状況も、超マイペースなちゅんちゅんを見ていると、「まだ、もう少し、大丈夫かも」という気になってくる。

そして、ちゅんちゅんのために大丈夫であって欲しい、と思う。