空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

「音楽と語りのコンサート」第2弾、終了!

 先週の土曜日(7/1)、音楽と語りのコンサート2〜夏の章「モンゴロイド編」を、無事終了しました。

 今回ゲストにお迎えしたトロの岡田さんとユウ子ちゃんは、以前、宮澤賢治の「双子の星」を朗読と歌と音楽で構成しひとつの作品に仕上げ、ジョイントライブをしたことのあるユニットです。久しぶりに別の作品を、しかも実験的に、ドキュメンタリー番組のナレーションのような文章を音楽と組み合わせるということもあって、最初はどうなることか見当がつかず、どきどきでした。

 ところが、打合せの日、ひととおりイメージの流れを伝えた後、実際に朗読と音楽を織り交ぜてみて、びっくり。文章を構成しただけの段階ではかなり曖昧だったイメージが、そこに重ねられていく音や音楽によって、より具体的なドラマ性を帯び気持ち良く膨らんでいくのです。う〜ん、これぞコラボレーションの醍醐味!あらためてそう実感した瞬間でした。

 で、当日の前半、野花南コーナーは、嵯峨くんのソロから。「ジョノン・ハル」のショートバージョンに引き続き、馬頭琴喉歌で「エービ川」を演奏。ここでちょこっと宣伝タイム。「馬頭琴三昧ツアー」のご案内(本当に、馬頭琴好きな方にとっては、催行人数に見合わない、もったいないくらいの内容です。ぜひぜひこの機会にモンゴルへご一緒に!)。

 2曲目が終わったところで、語りと音楽の作品をひとつ。タイトルは「食わず女房」。今回のテーマが「モンゴロイド」だということもあり、前日の夜までいろいろ迷った末、結局日本民話をやることにしたのでした。有名な民話は、たいてい世界中にその類話が散在しているものだけど、この話の類話にはいまだお目にかかったことがありません。どことなく、日本独特の怖さがある話ですよねえ。頭に口がある女、頭の口・・・。食べた後は、いったいどういう経路で消化するんだろう?・・・う〜ん。

 そして野花南コーナー最後の曲は、もうすぐ七夕という状況にあやかって、「星めぐりの歌」。

 自分たちの出番を終え、ひと安心したところで、ゆっくりトロコーナーを堪能。1曲目はケーナの二重奏。同じ楽器のハモリに弱い私には、絶品のメニュー。そして、岡田さんの素晴らしいサンポーニャの音色と、ユウ子ちゃんの可憐な歌声が続きます。シリーズ第1弾、アアシアン・クッカの時もそうだったのですが、こうやって自分たちが敬愛する仲間のミュージシャンをゲストに迎えてジョイントコンサートを企画するというのは、本当に贅沢な気がします(しみじみ)。

 今回は、時期的にイベントが目白押しだったせいか、前日まで集客に苦戦していたのですが、いざ蓋を開けてみると、関係者の方々のご尽力のおかげもあり、会場のAMICAには50名ほどのお客様がいらっしゃいました。

 ご来場いただいた皆さん、打ち上げにも参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。それと、AMICAのスタッフの皆さん、個人的にお願いしてコンサートをサポートしていただいているT原さん&G藤くん、感謝感謝ですm(_ _)m。 pict:yellow19