空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

本の旅

 昨日、日本旅行 北海道さんが企画した〜本のソムリエ と行くおすすめ「本」と「朗読」を楽しむ列車の旅〜が催行され、予定通り私も同行しました。

 10:15にJR札幌駅に集合してから、小樽経由で余市へ。

 実は、これまでめったにしなかった「団体旅行」への参加に、前日の夜からわくわくしていました。

 緊張と小さな興奮を抱えた列車内、この「ちょっとした旅行気分」がけっこうな付加価値なのだなあと車窓を流れる雪景色を眺めながらしみじみ思ったり・・・。

 しかも、お昼前に到着した余市は、雪こそ降っていたものの気温はとても暖かく、駅から図書館までの徒歩も見慣れない風景を楽しみながらの散歩気分。

 まず、最初に訪れた余市の図書館(赤い屋根の可愛いらしい建物でした)では、今回のイベントへの同行に関してお声をかけてくださったくすみ書房の久住さんが「おすすめの本」について講演されました。穏やかながらも強い芯のある話し方で久住さんがおすすめしてくださる本は、どれもこれもと〜っても面白そうで!ここ何年も忘れていた読書熱がわきあがってくるのを感じましたよ〜(子供から大人まで読める絵本として紹介された益田ミリさんの「はやくはやくっていわないで」は、ちゅんちゅんと自分のために、ぜひ購入しようと思っています^^)。

 その後、宇宙記念館の多目的シアターに移動。

 「物語と音楽の時間」と題して、1時間ほどのプログラムでやらせていただきました。イベントのテーマに照らして、自分の人生に大きなきっかけを与えてくれた本から作品を抜粋し、馬頭琴や5弦カンテレなどで音楽を交えながら、四演目を朗読しました。

 いつものことながら、自分の力不足に関して反省する点は多々ありますが、ソロ活動を始めた今年の初めの頃を思うと、本番でしか獲得できないモノを蓄えていっている実感がようやくわいてきたような気がします。

 すべてを終え、JR新札幌駅に着いたのが18:20頃。

 小学校の時の遠足帰りのように、冷めやらない興奮のせいかぽわ〜っとした心持ちで、夜風に吹かれながら自宅からの迎えの車を待っていた私でした。

 この場をお借りして(というか、自分のブログですね)、お声をかけてくださった久住さん、いろいろとお気遣いいただきました日本旅行のSさん、そして、ご参加いただきました皆様に、深く深く感謝申し上げます。

 楽しい一日を、本当にありがとうございました。