空のっぽと雲ひげ

サンドアートとつれづれ日記

遅刻とマッハ

 昨日、ちゅんちゅんが小学校に行き始めてから初めて寝坊した。

目が覚めたのが7時38分。ちゅんちゅんの友達が迎えに来るのが7時45分。さ〜〜〜〜〜〜っ(血の気の引く音)。「皆さん、朝ですよ!寝過ごしちゃいましたよ!!」ベッドの隣で反射的にむにゃののそむにゃのそと動き出すちゅんちゅんと嵯峨くん。

とは言え、小学校へは8時15分までに入れば良いので、車で送っていけば楽勝なのだ。そう気が付いて鼻歌が出た時、ふと自分の人生最大の遅刻を思い出した。

 あれは、某NHKローカル局でリポーターのお仕事をしていた時のこと。早朝からの同行取材のため上司と局で7時半に待ち合わせ。私がお母さんに声をかけられて目が覚めたのが7時35分。・・・・・・!!!!?もう何がなにやら心臓もどこへやら、局に電話するも警備員のおじさんは出ないし当時はまだ携帯電話がそれほど普及していなかったので上司とも連絡の取りようがないし、とりあえずマッハのスピードで車を走らせて局に行く(この話をする度、嵯峨くんから「君はマッハの使い方を誤解している」と指摘されるのだが)。すると、窓口にいた警備員のおじさんが「ああ、○○さん(上司)ならもう出発したよ」と。

血の気が引くこと2回目。目眩と動機をかろうじて押さえながら、さらなるマッハで取材対象の団体がJRで出発するはずの隣町の駅へと車を走らせる。駅に停車している電車が目に入る。駐車場に車を止めてダッシュ。構内に響く発車のベル。初めて切符を買わずに改札を飛び越える(うそ、駅員さんが「ああ、もう切符は後で良いから早く行ってください!」と^^)。自動ドアが閉まるのと同時に電車に飛び乗る(←ちゅんちゅんには断固禁止するつもり)。息も荒く汗をぬぐっていると、偶然にも目の前には上司と取材対象の団体の方々が・・・・・・。

不自然に何度も頷きながら、頬を紅潮させ苦笑いする上司の一言「・・・よく間に合ったね」。「申し訳ありません〜」と言えるまでの時間がヒジョ〜に長く感じられた瞬間だった。

 あ〜、思い出すだけで、息が上がってくるわ〜。